書家 星淑子
「書」とは、目で見る呼吸であると思う。 絵画は、時間と時間を重ね合わせて完成させるが、書は、定められた筆順によって書きすすめられ、再び同じ空間を重ねて通過することは許されない。 一作品に一本だけの筆を使い、上下運動と垂平運動による筆の開閉で、線の太細、強弱を表現する時間芸術である。 また、「書」はもともと絵から発し、意志を少しでも早く伝達するために、省略、簡略化し、エキスだけを残し、形や意味を抽象表現することによって「美」にまで高めた日本から発信できるアートである。 日本の精神性をアートとするために、ゴッホをはじめとする多くのアーティストに影響を与えた浮世絵の、細くて強い外輪の線を書線として追求することで、私は芸術性を探ってみた。
●星 淑子/〒983-0836 仙台市宮城野区幸町2-17-7-108 TEL & FAX 022-273-5290(携帯電話 090-9630-5105) E-mail shukukoh@kf7.so-net.ne.jp